上海に限らず、中国本土にはグレートファイアウォール(中国語:防火長城)と呼ばれる、インターネットの大規模情報検閲システムが構築されていいます。このシステムは、通信の監視をするだけでなく、接続規制・遮断も行っているため、複数のインターネットサービスへの接続ができなくなります。中国本土に旅行行って日本で使えているサービスを使おうとすると使えないサービスがたくさんあります。私が上海旅行に行った2019年には次のサービスが使えませんでした。
- face book
- LINE
国内に子供を残してきているので、LINEなどの通話サービスが使えないことは痛手でした。
中国でSNSや通話サービスを使うにはどうするかというと次のような手立てがあるとのこと。
1.中国向けのレンタルWi-Fiを使う。
海外で使えるWi-Fiルータはいくつかありますが、中国への旅行者向けにVPNを使って、グレートファイヤーウォールを回避することが可能なようです。VPNとはVirtual Private Networkのことで、通信を暗号化して第三者に読み取られないようにする方法のことです。VPN機能のあるルータへWi-Fi接続することにより、GoogleやLINEやFacebookにアクセスすることが可能です。イモトのWi-Fiなどで利用できます。
- イモトのWi-Fi
- グローバルWi-Fi
2.VPNサービスを使う。
Wi-Fiルータを契約しないでも、VPNのみのサービスもあります。有料のサービスと無料のサービスとあります。無料の場合は有料よりもセキュリティが脆弱である可能性がありますのでご利用にはご注意ください。有料のものだと、セカイVPNなどのサービスがあります。
3.国際ローミングを使う。
国際ローミングとは、日本で契約した携帯電話・スマホ・タブレット・ルータ等を海外で使うことです。この国際ローミングを使うと中国のインターネット規制を受けないようです。ただし、料金は高額です。Docomo、au、Softbankの各社のサービスをチェックしてくださいね。
- Docomo WORLD WING
- au 世界データ定額
- Softbank 海外パケットし放題
4.facetimeを使う(ios限定)
私が上海に行っていた2019年11月時点ではiPhoneでfacetimeを使い日本に連絡をとることができました!facetimeはLINEのようなメッセージサービスとビデオ通話が可能なアプリです。iPhone利用者でも日本ではあまり使っている方はいないかもですが、複数人通話も可能なのでiPhone同士で使ってみてください。
今回は中国旅行にて使えないGoogle、facebookなどを利用するサービスをご紹介しました。普段からGoogleにお世話になっている自分としては、初めて中国に行ったときに利用できなかったのがショックでした。ただ、そういう日常から離れることも旅行の醍醐味なので、何もかも忘れて楽しむことも大事ですね!
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