長崎市高島町にある『軍艦島』。毎年、どの季節に行っても人気の高い観光地ですが、今年は日本全国に発令された『緊急事態宣言』により、4月以降休業していました。約2か月休業を余儀なくされていた『軍艦島クルーズ』ですが、2020年6月に突入し、早いツアー会社では6月5日から再開されていることがわかりましたのでご紹介します♪
軍艦島クルーズを申し込む際は、『やまさ海運(株)』『軍艦島クルーズ(株) 』『(株)シーマン商会』『軍艦島コンシェルジュ』の4つのツアー会社の中から選び、申し込みをします。
今回、2020年6月5日に営業を再開したツアー会社は『やまさ海運(株)』です。営業再開に伴い、コロナウィルス感染症対策のため座席に間隔を空け、通常の定員220人から半分の110人に減らして運行。船内は、換気のための大きな換気扇や除菌装置を備えるなどしての再スタートです。
●やまさ海運(株)
令和2年 6月5日13時発便から再開《詳細》
やまさ海運『軍艦島上陸周遊クルーズ・軍艦島周遊クルーズ』
令和2年 6月5日13時発便から再開いたします。
土曜、日曜、祝日の2便(13時発)のみ運航。
平日は団体予約制の臨時便運航のみ
※詳細は『やまさ海運』ウェブサイトにてご確認ください
《6月末まで休業のクルーズ会社》
●軍艦島クルーズ(株)
休 業 期 間2020年4月2日 ~ 6月30日(予定)
●(株)シーマン商会
休 業 期 間2020年4月10日 ~ 6月30日(予定)
●軍艦島コンシェルジュ
休 業 期 間2020年4月3日 ~ 6月30日(予定)
『軍艦島』の正式名称は『端島(はしま)』ですが、岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦『土佐(とさ)』に似ているところから『軍艦島(ぐんかんじま)』と呼ばれるようになりました。この島には海底に炭鉱があり、当時の日本の良質な石炭産業に貢献していました。
最盛期の1960年頃には約5300人もの人が生活し、島内には小中学校や病院などが完備され生活を全て島内で賄うことができ、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていました。
炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化を支えましたが、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより1974年に閉山。無人島となりました。
2009年4月に観光客の上陸が可能となり、今では多くの方々が軍艦島上陸ツアーに参加して、軍艦島を訪れています。2015年7月5日に世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~』として正式登録されました。
軍艦島の建造物は荒波や風雨にさらされているため、急速な劣化をしているとのこと。そのため、上陸するたびに姿を変えていると言われています。九州、長崎への旅行の際は、一生に一度の景色を是非お楽しみください。
端島(軍艦島)〒851-1315 長崎県長崎市高島町
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